相思樹
元々はフィリピンや台湾が原産で、明治時代末期に台湾から沖縄へ村落周辺の防風林・街路樹・生垣として植栽されたのもです。
中国の古典『捜神記』には、相思樹にまつわる悲恋の物語が記されています。
戦国時代の宋で、韓憑とその妻何氏が君主に引き裂かれた後、それぞれの墓から生えた木が互いに絡み合い、鴛鴦(おしどり)がその木に巣を作ったという話です。この物語は「相思相愛」や「鴛鴦の契り」の由来となりました。
相思樹は沖縄の人々に深い思い入れを持たれています。
例えば、ひめゆり学徒隊の愛唱歌「相思樹の歌」は、彼女たちの心の支えとなり、現在でも歌い継がれています
古木は、黒ゆし木並みに芯が濃く、独特の焦げ茶色の木肌が美しい最高の木です。
良く鳴る、低いチンダミの時と高いチンダミの時の変化が味わい深い木で、中にはクルチと見間違うほど濃い芯材の相思樹もあり、とっても柔らかく優しい深い音色を奏でてくれてます。
科名:マメ科(アカシヤ属) 常緑広葉樹
分布:沖縄、小笠原諸島、フィリピンや台湾原産
比重:0.75
013 山原産相思樹 真壁型 本張り



